シングルマザーが「仕事を辞めたい…」と感じるのは?主な理由&仕事が辛いときの対処法

子育て・両立

子育てと仕事の両立に、日々追われているシングルマザーのみなさん。

子どもの将来のため、自分の生活のため…頭では理解しているものの、「仕事を辞めたい」と思ってしまうことも多いのではないでしょうか。

『頑張らないといけない』とわかってはいるけど、『今の辛い状況をどうにかしたい』と葛藤しているシングルマザーの方に向けて、その対処法についてお伝えします。

一人で抱え込まず、深呼吸しながら、一度こちらを読んでみてくださいね。

シングルマザーが「仕事を辞めたい」と思うのは?

シングルマザーの方が、「仕事を辞めたい」と感じてしまうのは、甘えや逃げではありません。
いつも限界ギリギリまで頑張っているから溢れてしまう、心が発する正直なアラートです。

こちらでは、シングルマザーが「仕事を辞めたい」と思うときの、主な理由について一つずつ見ていきましょう。

忙しすぎて精神的・体力的に限界

独立行政法人「労働政策研究・研修機構」によると、シングルマザーの平均睡眠時間は約6時間と、一般的な既婚女性の平均よりも1時間少ないそうです。

1日の残り18時間、すべて一人で仕事と子育てに充てているシングルマザーには、毎日少しずつ寝不足と疲労が蓄積していきます。

職種によっては、土日出勤があったり、残業で帰りが遅くなってしまうこともあるでしょう。
子どもが小さい場合は、保育園の送り迎えやご飯の準備など、やるべきこともたくさんあります。

それだけ、シングルマザーという状況は過酷なため、いくら精神・体力に自信がある人でも、「仕事を辞めたい」「もう無理」と感じてしまうのは無理もありません。

また、一人ですべてをこなしているからこそ、自身が体調を崩したときや、家事や仕事が思うようにいかなかったときは、辞めたくなる気持ちが強くなってしまうのです。

子どもとの時間が取れていないと感じた

仕事に、家事に、シングルマザーの方は生活を支えるためにやるべきことが多く、子どもと一緒にいられる時間にはどうしても限りがあります。

研究によると、専業主婦の方と比べても、シングルマザーの育児時間は約半分以下と、極端に少ないそうです。
参考:『母子世帯のワーク ・ ライフと経済的自立』

土日出勤が多い仕事や、残業が多い職種だと、「子どもと過ごす時間が全然ない」「子どもの成長を見逃している気がする」と、少しずつ心にストレスが溜まっていきます。

特に子どもが小さいひとり親家庭の場合は、「子どもの成長」を見届けたいと思うシングルマザーの方も多いはず。
だって、大切な我が子の小さな成長の積み重ねを見れるのは、今しかないですもんね。

だからこそ、「このままでいいのかな…」と現状に対して迷いが生じてしまい、退職を考えるきっかけにつながります。

収入が少ない、金銭的余裕がない

子育ての時間が削られて、自身の体力と気力も削られているにもかかわらず、仕事をいくら頑張っても『評価されない』『給料が上がらない』『生活が苦しい』。

そんな状況が続くと、強いお母さんであっても、心が折れてしまいます。

習い事や旅行、遊びなど、子どもにもっといろんな経験をさせてあげたいと感じているシングルマザーはたくさんいらっしゃいます。

しかし、収入が少ないと生活費以外に使えるお金も少ないため、『親として失格かも』『頑張る意味あるのかな』と虚しくなり、仕事を辞めたいという気持ちが強まっていきます。

収入を増やすために今以上に働きたい、でも子どもと過ごす時間がさらに減ってしまう…そんな風に葛藤しているシングルマザーも少なくないでしょう。

職場の人間関係がうまくいっていない

シングルマザーは、一般的な社員の方に比べて、気を遣うこともたくさんありますよね。

  • 子どもが急に熱を出して仕事を早退しなければいけなくなった
  • 子どもの送り迎えや学校行事でシフトを代わってもらわないと
  • 時短勤務だから仕事の覚えや進捗が他の人に比べて遅くなる

子どものこと、勤務時間のこと、職場に気を遣うことが多いシングルマザーの中には、職場の人間関係がうまくいっていないと感じる方もいます。

シングルマザーへの理解がある職場であれば伸び伸びと働くことができますが、そうでない場合、ストレスを抱えてしまうことも…

仕事と子育ての両立に忙しいシングルマザーにとって、職場での人間関係がギズギスしてしまうと、「ここでは働き続けられない」と感じてしまうのも当然です。

仕事が辛い…と感じたときの対処法3つ

仕事が辛い…と感じたときの対処法3つ

シングルマザーである“あなた”が笑っていられることが、子どもにとっても、あなた自身にとっても、一番の安心材料。

こちらでは、仕事が辛いと感じたときの対処法をご紹介します。
「仕事が辛い…」と感じたら、自分を責めずに、心と身体を休める選択をとってみてくださいね。

大切なことの優先順位をつけて、“完璧”を手放す

シングルマザーの多くは、“仕事も子育てもわたしが一人でちゃんとやらないと”と思いがち。

しかし、時間や体力が限られているため、すべてを完璧にこなすには限界があります。

「本当にやるべきことは何か?」を明確にし、手を抜ける部分は『削る・やめる』勇気を持つことで、心の余裕と安定につながります。

今やりたいこと、将来的にやりたいこと、何を大切に生きていきたいかなど、紙に書き出して整理すると、自分を見つめ直すきっかけにもなりますよ。

信頼できる人に悩みを話す、人に頼る

シングルマザーのみなさん、仕事の悩みやしんどさを誰にもいえずに一人で抱え込んでいませんか。

誰にも頼れない、わたし一人でどうにかしないと、とシングルマザーの中には孤独な状況を作ってしまう方もいますが、よくありません。

「話すだけでラクになった」ということも実際に多いので、古い友人やママ友、職場の先輩、両親やカウンセラーなど、自分の悩みや辛い現状を安心して話せる相手に思いを打ち明けてみてください。

人に頼ることは甘えではなく、あなた自身と子どもを守る大切な手段ですよ。

働き方や職場の環境を見直してみる

仕事が辛いと感じる原因が、『長時間労働』や『人間関係』など具体的なものであれば、転職や部署異動、在宅勤務など、働き方そのものを見直すのもひとつの対処法です。

「辞めたら生活できなくなる…」と感じるかもしれませんが、今の生活を無理やり続けて心や身体を壊す方が、長期的にみると大きなリスク。

選択肢を狭めるのではなく、働き方を変えられないか?職場に相談できないか?など、今できることを考えてみましょう。

また、生活に困っている場合は、シングルマザー向けの支援制度を活用するのも視野に入れてみてください。

児童手当だけでなく、生活保護や税金免除など、さまざまな支援があるので、心にストレスを溜めない働き方を考える際の参考にしましょう。

仕事を辞めるか悩んでいる…そんなあなたへ

シングルマザーとして日々生活するなかで、「仕事が辛い」と感じるのは決して特別なことではありません。

子育てと仕事の両立、時間や体力の限界、孤独感や将来への不安…一人ですべてに向き合いながら毎日を頑張っている自分自身を、まずは認めてあげてください。

そして、仕事を辞めたいと思ったときは、「どうすれば今の状況がラクになるか」を冷静に考えるいいタイミングです。

仕事を辞める=悪ではなく、自分や子どもと向き合うための第一歩として受け止めて大丈夫。
シングルマザーである“あなた自身”が笑顔でいられることが、子どもにとって一番大切ですよ。

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