【最新版】子育てママの転職事情!正社員の転職はできる?時短勤務のワーママの年収はいくら?に答えます

仕事・キャリア

子育て中のお母さんたちにとって、仕事と両立させることは想像以上に大変なこと。

特に、小さなお子さんがいる場合は、保育園の送迎や、急な発熱の対応など、予定外のことが発生してしまいますよね。

また、フルタイム勤務であれば、仕事が終わってから家事や育児をこなす必要があり、子育て中のママは休む暇もありません。

「時短勤務で働ける会社はないかしら…」
「時短勤務でも年収をあまり下げたくない」
「子育てと両立できる企業に転職したい!」

そんな方のために、こちらの記事では、子育てママの時短勤務に関する転職事情を解説します。

時短勤務でも正社員として働けるのか?
時短勤務を実際にしているママの年収はいくら?
時短勤務の転職を成功させるためには?

子育て中のママたちの『気になる』にお答えしていきますね!

子育てしながら「時短勤務×正社員」の転職はできる?

子育てしながら「時短勤務×正社員」の転職はできる?

子育て中のママさんでも、「時短勤務で正社員」という条件での転職は、十分可能です。

多くの女性が社会で活躍する今の時代、子育てママを即戦力として迎える企業も少なくありません。

また、厚生労働省が提唱する「くるみん認定」や、企業の「働き方改革」といった動きにより、子育てと仕事の両立ができる企業も増えています。

時短勤務を希望すると、土日出勤・残業・出張など、これまでできていたことができなくなるから…と諦める必要はありません。

時短勤務の正社員求人を多く扱っている転職サイトや、子育てママのキャリア支援に強い転職エージェントを活用して、時短勤務×正社員の転職を成功させましょう!

時短勤務で働くワーママの年収はどれくらい?

時短勤務の転職を考える上で、子育てママが気になるのは「年収」ですよね。

フルタイムで働くときに比べて、時短勤務で働くということは、単純に勤務時間が減ります。

そのため、同じ仕事でフルタイム(8時間)勤務なら年収400万円の職種でも、1日6時間勤務(75%の労働時間)であれば、年収は約300万円前後になると考えられます。

ご自身のケースに当てはめる場合は、子育て前にもらっていた年収の2〜3割ほど下がった金額が年収としてもらえる、と想定すると良いでしょう。

ただし、上記の考え方はあくまでも一般的なものであり、実際は多くもらっているワーママも大勢いらっしゃいます。

子育て中のママでも即戦力となる職種につけば、時短勤務でも責任のあるポジション/役職を任されることもありますし、成果報酬としてインセンティブがつく企業もあります。

また、ワーキングママのキャリア支援事業を展開する株式会社mogの調査によると、ワーママの平均年収は435.9万円と、全国の女性平均年収より130万以上高いという結果も。

参考:2023年|キャリア志向のワーママの平均年収ランキングを発表~平均435.9万円、30代から40代で100万円ほどアップ~

どの職種・どこの企業で時短勤務をするかにも大きく左右されますが、正社員で時短勤務の場合でも、安定した収入を得ることは十分に可能ということですね。

育児時短就業給付金について

年収を下げたくない・安定させたいという子育てママは、育児時短就業給付金という制度も活用していきましょう。

育児時短就業給付金とは、2歳に満たない子を養育するために労働時間を短縮して就業する方を対象に給付金を支給する制度のこと。

2025年4月よりスタートした、子育てママに嬉しい支援制度です。

対象者

育児時短就業給付金を受けるのは、以下の条件をすべて満たしている必要があります。

  • 雇用保険の被保険者かつ、2歳未満の子を育てていること
  • 育児休業の取得後に引き続き時短勤務を開始すること、または育児時短就業開始日前2年間に一定の被保険者期間(12か月以上)があること

また、育児時短就業給付金を受けられるのは、以下の要件をすべて満たす各月に限られます。

  • 月初から月末までつづけて被保険者である月
  • 時短勤務を行っている月
  • 月初から月末までつづけて、育児休業給付または介護休業給付を受給していない月
  • 高年齢雇用継続給付を受給していない月

支給内容

育児時短就業中の各月に支払われた賃金額 × 10%
※ただし、支給額と各月に支払われた賃金額の合計が、育児時短就業開始時の賃金額を超えないよう調整されます。
※支給額には、下限「2,295円/月」、上限「459,000円/月」も設けられています。

参考:厚生労働省『育児時短就業給付の内容と支給申請手続』

子育てママが時短勤務の職場に転職するメリット

子育てママが時短勤務の職場に転職するメリット

こちらでは、子育てママが時短勤務の職場に転職するメリットについてお伝えします。
転職活動をするかどうかお悩みのママは、ぜひ一度目を通してみてくださいね。

子どもとの時間を確保できる

時短勤務の職場に転職する一番のメリットは、「子どもとの時間が確保できる」という点。

保育園のお迎えを時間通りにできたり、夕飯をおうちで一緒に食べれたり…
フルタイム勤務では難しかった“家族との大切な時間”を過ごすことができます。

「家族のために仕事を頑張らないと。」でも「子どもの成長もそばで見ていたい。」

子育てママの誰もが願う当たり前のことができるのが、時短勤務の最大のメリットです。

子育て中でもキャリアを維持できる

パートやアルバイトとは異なり、正社員の時短勤務であれば、賞与・昇給、キャリアアップのチャンスがあります

「子育てが一段落したらフルタイムに戻りたい」と考えるママにとって、時短勤務でも正社員として働くことは、キャリアの空白をつくらずに済むというメリットも◎。

また、時短勤務で正社員の採用をしている企業は、『育児との両立に理解がある』職場ですので、子育てママでも伸び伸びと仕事に専念することができるでしょう。

体力/精神面の負担が少ない

フルタイムで働きながらの子育ては、想像以上にハードですよね。

朝の支度から子どもの登園、他の社員と同等の仕事量、そして帰宅後の家事・育児まで。
子育てママはホッと一息つく間も無く、時間と体力に追われる生活になりがちです。

一方、時短勤務であれば、仕事と育児とのバランスがとりやすく、体力的にも精神的にも負担が軽くなります

子育てママにとって、心と身体の余裕は何よりも大切なこと。
仕事のモチベーションを保ちながら、子育てに専念できるのが時短勤務のポイントです。

「時短勤務×正社員」の転職を成功させるコツ

ここからは、子育てママが「時短勤務で正社員」の転職を成功させるためのポイントについて、お伝えしていきたいと思います。

自分のスキルや経験・強みを言語化する

時短勤務で正社員の転職を成功させるには、自分のスキルや強み、これまでの経験をしっかりと言語化しておくことが大切です。

時短勤務ですので、フルタイムよりも働ける時間には制限があります。
そのため、転職活動時に、「短時間でも成果を出せる人材である」ということをアピールする必要があります

『リーダーとして〇人のマネジメント経験がある』『1時間で〇〇の業務を行っていた』など、分かりやすくスキルや強みをまとめておきましょう。

「私に強みなんてあるのかしら…」と心配している子育てママの方、安心してください。
これまで子育てと仕事を両立してきた“あなた”だからこその強みやスキルは必ずありますので、気負わず転職に挑戦してみてくださいね。

どんな仕事がやりたいかを明確にする

時短勤務で正社員の転職を成功させるためには、「自分はどんな仕事をしたいのか」を明確にすることもポイントです。

「育児と両立できればいい」「時短OKの職場ならどこでも…」と目的があいまいな状態で転職活動を始めてしまうと、条件だけに引っ張られてしまいがち。

転職した後に、『やりがいを感じない』仕事を選んでしまうと、元も子もありません。
“時短勤務”という言葉にとらわれずに、「自分のやりたいこと」から仕事を探す視点も忘れずに持っておきましょう。

自分のやりたい仕事を明確にしておくことで、転職先をスムーズに探すことができ、履歴書や面接でもスキルや強みをしっかりと伝えることができますよ。

将来のキャリアについて考えておく

子育てママにとって、時短勤務の正社員で働くことはメリットがたくさんあります。
しかし、子どもが大きくなってからも、ワーママのキャリアは続いています。

今の生活だけを考えるのではなく、「将来どういったキャリアを歩みたいか」も考えた上で、転職活動をしていくと良いでしょう。

子育てが一段落した後の『自分の将来のキャリア』を描いておくことで、今どんな経験やスキルを積んでおくべきかがクリアになり、転職の方向性もブレにくくなります

また、同じ会社で働き続けたい場合は、転職先が時短勤務からフルタイムへの移行が可能かどうか、スキルアップ支援が充実しているかどうか、も事前に確認することをおすすめします。

条件の優先順位・転職活動の期限を決める

子育てママにとって、子育てと両立しながらの転職活動は時間も気力も限られています。
だからこそ、『転職で何を優先させるか』は、はっきりさせておく必要があります。

子どものお迎えに間に合う勤務時間、育児との両立を考えた勤務地・通勤時間、年収や福利厚生、仕事内容や職場の雰囲気など。

すべての条件を転職で叶えることは難しいので、「これだけは譲れない」という条件に優先順位をつけておくと、転職も成功しやすくなります。

また、転職活動の期限を決めることで、効率よく転職先を見つけることができます。

「〇月までに内定をもらう」「1年以内に転職先を決める」など、期限を設定しておくと、子育てとの両立も頑張れますし、転職活動に集中することもできます。

オンライン面接を有効活用する

子育てママに限らず、今仕事をしている人にとって転職の面接時間を確保するのは困難。

そのため、オンライン面接を導入する企業も増えており、現在定職についているワーママでも比較的転職活動がしやすい環境が整っています。

オンライン面談であれば、移動時間や交通費がかからず、自宅で実施できるため、転職活動が初めての子育てママでもリラックスして面接を受けることができますよ。

ちなみに、オンライン面接を行うときは、通信環境を事前にチェックしておき、画面の背景や身だしなみに気を配ることを忘れずに。

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おわりに

育児と仕事を両立できる「時短勤務」は、子育てママにとって心強い選択です。

また、時短勤務の転職によって新たな働き方を見つけることは、家庭も仕事も大切にしたいと願うママにとって、心と身体の余裕につながります。

時短勤務で正社員という転職は十分に可能ですので、焦らず、自分のペースで進めてみてください。

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